職員からのメッセージ

学生職員からのメッセージ

大阪大学大学院工学研究科 電気電子情報工学専攻 久保田善大

2014年3月京都工芸繊維大学卒業 都島工業高校出身
久保田善大

レー技進の魅力は「働きながら大学に通うことができること」と「大学院進学の道が開かれていること」だと思います。大学では幅広い科学が学べ、職場では大学では学べない知識を得たり、技術を身につけたりすることができます。大学院に進学し、技術者あるいは研究者になりたいと考えていたため、レー技進は私にとって自分を成長させる素晴らしい環境でした。

私は「LFEX」という超高強度レーザー装置の保守・運転を行い、レーザー核融合研究の実験に携わっていました。世界に誇れる大型レーザー装置を扱う仕事はどこでもできるものではないので貴重な経験が得られます。それ以外にも、光学モニターの設計・設置を1人で任され、最初は大変だと思いながらも、上司や先輩からアドバイスをもらいながら作業を進めていき、何とかやり遂げることができました。自分で行った仕事の内容についてはしっかりと自分のスキルとして身につき、他の作業をしていくにあたってとても役に立つのでとても勉強になりました。この仕事は専門的な仕事のため、わからないことや難しい単語がたくさん出てきます。時間があるときに調べたり、先輩に聞いたりして内容把握のために努力したりもしました。

夏休みや冬休みにはスキルアップのために勉強会や講習会を開いてくれるので、自分に必要なことを勉強することができます。私は英語が苦手なため、英会話やTOEIC講習などを行ってもらいました。また阪大のドクターの方から勉強を教えてもらったりすることができるので、わからないところがあれば質問もできます。自分の努力次第で大きく成長することができます。

大学は京都工芸繊維大学先端科学技術課程(夜間主コース)で勉強することになり、一般教養や理工系の基礎、知的財産について勉強することができます。仕事が終わった後に勉強することになるのでとても大変です。私の場合、帰ると23時頃でそれからご飯を食べて、風呂に入って寝る生活をしていました。テスト前には3時頃まで勉強しないといけないときもあったので時間の使い方が大切になってきます。私は大学院を目指していたので、合間を縫って勉強する必要がありました。空いている時間といえば昼休みや電車の移動時間で、この時間を利用して少しずつ勉強していました。

現在、私は大阪大学の大学院に進学し、レーザー核融合関連の研究を行っています。レー技進で得た知識が大学院で役に立つことを日々実感しながら大学院生活を過ごしており、きっと今後の人生にもレー技進での経験を活かしていけると思っています。

この職場はさまざまなことが経験でき、将来役に立つことを学ぶことができる環境となっているので、自分のやる気次第で大きく成長することができます。仕事と大学の両立は大変ですが、大学院進学を考えている方や向上心のある方はレー技進に来てみてはどうでしょうか。将来自分のためになるのでおすすめです。

2013年3月京都工芸繊維大学卒業 淀川工科高校出身 髙宮祥太

髙宮祥太

四年間レー技進に居た中で、一番自分にとってプラスとなったのは、仕事と大学両方を通じて『さまざまな経験が出来た』事だと思います。世界でも有数の研究施設で働きながら、夜間主の大学に通って勉学にも励む、という生活は、大変ではありましたがとても貴重なものでした。

職場では、世界最大級を誇るレーザー装置の保守・運転に携るという、貴重な体験が出来、非常にやりがいを感じました。

レーザーを触る以外にも、部署によってはプログラミングや実験装置のハードウェアの調整作業もあります。そういった工学系のさまざまな仕事にタッチすることが出来たのは、いい経験になりました。また、レーザー研は、仕事の頑張りが結果として目に見えやすい職場だと思います。自分の製作したものがシステムに組み込まれたり、自分の知識で装置の故障個所を特定出来たりと、努力の成果が形としてはっきりと出るからです。そうやって、自分自身の成長を実感しやすいことが、この職場の最大の魅力です。

また、珍しい職場環境であるとはいえ、社会人としての規範やマナーは必要でしたので、『社会人とは何か』についても学ぶことが出来たのもプラスでした。

勉強の面では、京都工芸繊維大学の夜間学部で、一般教養や工学関連の知識を得ることが出来、非常に勉強になりました。授業でわからないことがあれば職場にいる大学の先輩にサポートしてもらうことができたので、少しの苦労はありましたが無事卒業することが出来ました。

仕事と勉強の両立は一見難しく感じますが、レー技進内部で勉学をサポートする体制があります。その気になって頑張れば学部卒業はもちろん、修士・博士課程に進むことも出来ると思います。私は学部卒からの就職を選択しましたが「研究者になりたい」という人にとっても、レー技進は良い環境だと思います。

この道を選ぶと、朝昼は仕事、夜は大学に、と生活がとても慌ただしいものになります。

しかし、裏を返せばその分、他の大学生よりも「充実した時間を過ごせる」ということです。事実私は、普通の大学生では経験できない事を多く体験して学び取ることが出来ました。

さまざまなことを「経験したい」、「体験したい」、「学びたい」、と思っている人にとって、レー技進は格好の場となると思います。

それが、私が四年間お世話になった、レー技進という職場の印象です。

職員からのメッセージ

GODグループ洗浄班 柳田智美

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私は「激光XII号」の大型レーザー装置に使用している光学部品の受入れ検査・増幅器の分解洗浄と組立作業を担当しています。

「激光XII号」の増幅器は大きな装置でありながら増幅器内部はとても高価でデリケートな光学部品から構成されている為、繊細な作業が多く、チリやホコリなどの対策からクリーンルーム(クラス100)で劣化した光学部品の交換や洗浄を一台一台慎重に確実な作業を心がけて行っています。

ゲインが低下した増幅器を優先的に洗浄する事によってゲイン回復を行い、増幅器の汚染改善についても増幅器にテフロンフィルターを取り付けて汚染改善を行うなど激光XII号の運転に寄与しています。

この仕事は大変やりがいを持てる仕事で、この仕事に携われることに日々感謝しております。作業を通じてたくさんいい出会いもあり幸運です。

先生・先輩方に温かく見守られ、頼れる後輩に支えられながら充実した毎日を過ごしています。